ワタリガラスは感情を共有する。ネガティブな感情が他のカラスに伝染していくことが判明(国際研究)
人間の場合、母親が不安になると赤ちゃんは敏感にそれを察するとよく言われているように、人間間には、相手の感情が伝染する「感情伝染」が起こる。
感情伝染とは、ある人の感情状態が他人のそれに影響を及ぼし、その後に他の人々への一連の影響が続くことを意味する。
特に感情伝染は、負の感情の時に起こりやすいという。例えば1人が不機嫌になると群衆全体が不機嫌になるほどの影響を与えるというわけだ。
今回、そのようなネガティブな感情伝染がカラスの間でも生じることが、オーストリアやアメリカ、スイスの研究機関と提携した研究チームによって明らかにされた。
感情と社会的行動を調べるための「認知バイアステスト」が鳥類に使われたのは、この研究が初めてだそうだ。
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Source: カラパイア