レオナルド・ダ・ヴィンチは航空写真もない時代、いかにして正確な街の地図を描き上げたのか?(イタリア)
数世紀前の地図は趣深いものがある。そうした地図にはしばしば神話上の怪物や伝説の土地などが記載され、遠近感や縮尺が違っていたり、実際の地形とはかけ離れている場合もある。実用性よりも美観を考慮していたのかもしれない。
当時の人々にとって、今日の地図の完成度は、魔法の道具を使ったかのように思えるだろう。
だが、かの天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、そうした未来の技術の方向性を予見していた。そして500年以上も前なのに、まるで上空から見たような正確な地図を描き上げていたのだ。
当時、航空写真や衛星写真など目にすることもなかったはずだ。なのに、ダ・ヴィンチは同時代の地図の問題点を見抜き、それを見事に修正している。
彼が1502年に作成したイタリアの都市、イーモラの地図は、グーグルマップでも利用したかのような、とても正確な地図なのである。
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Source: カラパイア