想像力が恐怖や不安の克服に役立つ。実際にその恐怖に危険がないことをイメージするだけでも効果があるという研究
誰だって何かしら怖いものがあるだろう。クモが嫌いな人、狭い場所が苦手な人、高いところが嫌な人、死が怖い人など、恐怖の対象は様々だ。
こうした”脅威”に遭遇したとき、心臓は鼓動を速め、手にはじっとり汗がにじむ。これは「脅威恐怖反応」といい、苦痛を味わう可能性を避ける手助けをするために生じている。
ほとんどの人は、脅威があるときのみ恐怖心を抱くが、もし実際にそうした脅威がないのに脅威恐怖反応が生じるのなら、それは心的外傷後ストレス障害(PTSD)や恐怖症、不安神経症と診断される。
目の前に脅威があるわけではないのに、不安から恐怖が発生してしまう、こうした症状の治療には「疑似体験療法」が使われるのだが、新しい研究によると、ただ想像してみるだけでも恐怖の克服に効果的なのだそうだ。
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Source: カラパイア