南極の湖の氷の下に生命体を発見。更に研究を進めれば驚くべき生命体を発見できるかもしれない(米研究)
南極氷床の一部である「西南極氷床」の地下奥深くには暗い水を湛える湖がある。ここは地球上でもっとも過酷な極限環境の1つなのだが、そこには生命が潜んでいるようだ。
アメリカ・モンタナ大学の極生態学者ジョン・プリスク教授らは、氷河の下に埋もれたマーセル湖からサンプルを採取し、1ミリリットルあたり1万個の細菌性細胞が含まれていることを発見した。
一般的な地上の湖なら同じ量に100万個もの細菌性細胞が含まれているため、今回サンプルから発見されたのはその1パーセントにしか過ぎない。
それでも太陽の光が届かない氷の下にある水の中から採取されたことを考えれば、相当な量だろう。
これだけの細菌が存在するということは、それよりも高次の、たとえば緩歩動物のような微小動物すら生きているかもしれないという。
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Source: カラパイア