今見ている月の姿は1.3秒前の過去、太陽は8分前の過去。星空で過去を旅してみよう。
我々の感覚は過去に囚われている。
雷がぴかっと光ると、数瞬の間を置いて、雷鳴が轟いてくる。過去を耳にしたのだ。
また目で過去を見てもいる。音は3秒で1キロ移動するが、光は1秒で30万キロ先に到達する。ゆえに3キロ先の電灯を目にしたとしたら、それは1ミリ秒の100分の1の過去を目にしたことになる。
もっと遠くに目をやればさらに昔に遡れる。あなたはその目で数秒前、数時間前、あるいは数年前の過去を目にすることだってできる。
望遠鏡を覗いてみれば、そこに広がるのは気が遠くなるような時間を隔てた過去である。
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Source: カラパイア