163円の焼きイモを万引き「所持金はあるが、こんな商品にお金を使いたくなかった」目立つ高齢者の万引き
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180408-00000048-asahi-soci
大分県内で65歳以上の高齢者による犯罪が目立ってきていることが、県警のまとめでわかった。
犯罪発生数自体の減少が目立つ中、刑法犯全体の摘発者のうち高齢者が占める割合は4分の1を超えた。
さらに万引きに限ると、その割合は半数に迫る。再犯者に占める高齢者の割合も増加。
生活苦とともにモラルの低下も背景にあるとみられる。2月中旬、大分市内のスーパーで70代の無職女性が万引き容疑で逮捕された。
盗んだのは163円の焼きイモ1個。女性は年金生活者で財布には現金も入っていた。
調べに対し、「お金を払うのがもったいなかった」と話した。県警刑事企画課によると、県内の2017年の刑法犯摘発者数は1516人。
08年の2116人から減少傾向が続いている。一方、このうちの高齢者の割合は08年の
14・1%から増え続け、17年には26%と倍近くになった。※ ※ ※ ※ ※
犯行場所は身近なスーパーやドラッグストアなどが7割を占め、被害品は食料が多い。
動機では「所持金はあるが、こんな商品に遣いたくなかった」が110人(50%)で最多。
「万引きくらい大した犯罪ではないと考えていた」も23人(10・5%)いて、犯罪を軽く考えている様子もうかがえる。一方で、「生活が苦しく少しでも節約したかった」が32人(14・5%)、「所持金が足りなかった」も24人(10・9%)で、
経済的な理由も少なくはない。県警生活安全企画課の担当者は「年金暮らしで節約している中、
お金を遣いたくないという思いが万引きをしてしまう根本にある」と話している。
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Source: お料理速報