五輪報道「金メダル確実」の煽りに批判　「銀も十分すごい」 と思う( ・Д・)

盛り上がりを見せる平昌五輪。2月15日の時点では、日本は銀メダル4個、銅メダル3個を獲得している。

前半戦最大のメダルラッシュとなったのは2月14日。スノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢が銀、ノルディック複合で渡部暁斗が銀、スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒が銀、高木美帆が銅と、日本選手が1日で4つのメダルを獲得した。

しかし、大会前には小平奈緒や渡部暁斗について、「金メダル確実」あるいは、「金メダル有力」などと報じられることが多かったこともあり、Twitterでは、

“今大会、日本の優勝候補が惜しくも銀メダルのケースが多いような。金メダル取れそうなのは小平選手の500mと羽生選手と後は…”
“正直渡部選手には金メダル期待してたからちょっと残念、、でも喜びのほうが嬉しいおめでとうございます”

などと、金メダルを獲得することができるかどうかを気にする人や金メダルを獲得できていない現状を残念がる人も多いのだ。

とはいえ、銀メダルや銅メダルでも十分に立派な結果であることはいうまでもない。にもかかわらず「金メダルでなくて残念」といった声が出てしまうことについて、Twitterでは、

“日本のマスコミって有力選手を金メダル候補とか煽るから、余計なプレッシャーかかって惨敗するんじゃねーの それに騙される国民も悪いんだが”
“テレビは「金メダル絶対確実」みたいの言わんといて欲しい。銀メダルでも十分すごいのに、なんか残念感が出て素直に喜べない。”
“金メダル最有力！とか言うのやめにしない？何かそれで銀メダルだった時、凄い結果なのに駄目だったみたいに聞こえるからさ。”

と、事前に「金メダル確実」などと煽ることへ苦言を呈するネットユーザーも少なくない。

“「メダル確実」「金メダル有力」とか、プレッシャーくらってる選手たちがメダルを取っていて本当に嬉しい。 世の中全ての頑張ってるアスリートが手のひら返しをされなきゃいいのに。”

といった声もあるが、たしかに国民の期待という大きなプレッシャーの中でメダルを獲得することは、とてつもなくすごいことだ。そういう意味でも、選手たちがのびのび競技に打ち込めるような報道を心がける必要があるのかもしれない。
（小浦大生）

■関連リンク
・渡部暁斗 | 北野建設スキー部
http://kitano-ski.com/member/akito

・「金メダル 有力」での検索結果 – Yahoo!検索（リアルタイム）
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E9%87%91%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%AB+%E6%9C%89%E5%8A%9B