アダ・ブラックジャック。北極遠征隊に加わり極寒の島に置き去りにされ唯一生き残った奇跡のサバイバー物語
1921年、当時23歳だった女性、アダ・ブラックジャック(エイダ・ブラックジャックとも)は、探検隊のメンバーの1人で、シベリアの北の孤島、ヴランゲリ島へ出帆した。
小柄なイヌピアト族の女性であるアダは、とても北極圏を探検するタイプには見えない。だが彼女はどうしてもお金が必要だった。
お針子として、ヴランゲリ島での1年間の遠征のために、一匹のメス猫ヴィクトリアとともに、4人の探検家たちの衣服を修理したり仕立てるという契約を結んだのだ。
ところがこの探検はまったく計画性のないものだった。4人の探検家たちは探検経験もなく、不十分な蓄えしか持っていかなかったのだ。
翌年に船が迎えに来ると約束されていたが、分厚い流氷がそれを阻み、彼女たちは島に置き去りにされた。
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Source: カラパイア